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大人の再開バレエ日記

ピルエット

子供の頃、バレエシューズよりポワントを履いていたほうがピルエットは簡単だと思っていました。
最初、わりと基本より技を求められる教室にいたので、2回転していた期間の方が長かったために、なんか一回転のほうが難しい、みたいな…
それに、舞台用の練習で偏ってたからダブルは右しか出来ない。左は一回でもかなりたどたどしい。
身が軽いんで、きっと軸足に飛び乗って勢いと首さえつけば回れちゃってたんだろうなあと思います。
反対に、バレエシューズだと飛び乗っても抵抗が大きいし、引き上げがいい加減で回り難かったのかと。

今は、うーん……
ポワントをはき出して最初の頃は、とりあえず好奇心で右の2回転をまわってみたのです。
ポワントに恐怖心はないので、単に回ることは可能でしたが、
ルティレの開きが足りなけりゃバレエじゃないし、四番でがっつんっと止めることは簡単でも、静かに五番に戻るほうがだんぜん難しいので、こちらに興味がでて、指定が無ければ一回転で練習しています。
どMなんでw、オープンはいう事はいうし、我らの再現ヘッポコ踊りに毎度うまい!っと座布団差し上げたいような先生に習ってるけど、そのH先生なんかは、まずい感じでダブルに挑んでる人みると「どうしてダブルで回る?」って釘さすしね。
むしろ、左のほうが癖がない分、なおしやすそう。

オープンの基礎クラスのレッスンに出た時、バレエシューズで、五番でピルエットから、軸をしめることで回転を止めて、パッセからシュスで止まる、っていうのをやってから、あらら?ちゃんとできてないのね~と気付きました。

なにがダメかというと、踏切の力加減が調整できないことかも。
一回転だと、ほんとは「上に立つ」だけで回れると思うのですが、どうも2回転向けの勢いがついちゃったり、プリエもへたくそで軸が傾きます。

それにしても、昔は3回転以上は曲芸の域という感じで、そんなに要求された覚えはなく、2回転までしか練習したことがありませんが、今の動画をみるとびっくりするほど回ってますねぇ。
人類の進化おそるべし!!

でも、先日ポアントのセンターでルティレ+ペアテの練習をしたあと、先生の説明を聞きながら確認に回ってみたら、思いがけなく「くるくる~ん」と2回転して、余裕で五番に降りてくる感じを体験しましたよ。
ポアントの先にまっすぐ乗れさえすれば、ほんとポアントって抵抗がなくて、軽い力で首ついてなくても回っちゃうもんなんですね。

だからきっと、何回転したかろうが、まずは軸足に真っ直ぐ立てるのが一番の上達の近道なんじゃないでしょうか。

たぶん、ね……。